Dead Flowers

felt「Let The Snakes Their Heads Crinkle To Death」

Let The Snakes Their Heads Crinkle To Death ジャケット

お気に入り度
★★★★

Released Jun 1986

1.Song For William S. Harvey

2.Ancient City Where I Lived

3.The Seventeenth Century

4.The Palace

5.Indian Scriptures

6.The Nazca Plain

7.Jewel Sky

8.Viking Dress

9.Voyage To Illumination

10.Sapphire Mansions

イギリスで80年代を通してインディで活躍したギターポップバンド、フェルトの5thアルバムで、フェルトの中でも迷作扱いされることも多い作品。


というのもこのアルバムは全曲インストで、全10曲であるにも関わらず収録時間が20分弱という、商業的自殺としか思えないような作品だったからです。

今までのフェルトファンも、このアルバム発売前に出たシングル「Ballad Of The Band」で好きになったファンも困惑しかなかったのではないでしょうか。だってこんな小品集にマジすげえっすわ〜いいアルバムやわ〜とかいうシーンとか想像しにくいし。


とまあ否定的な意見から入りましたが、私個人としては結構好きなアルバムだったりします。さらっと気軽に聴けるところがいいんですよね。

20分弱の収録時間も、全曲インストといった要素も、私にとっては肩肘張らずに聴けるポイントですし、どの曲もリラックスした雰囲気があって、つい手に取ってしまうアルバムです。腹八分目で聴けるというか。


ゆったりとした時間を過ごしたいときにオススメです。




そういえば、このアルバムの現行盤ではタイトルが『Seventeenth Century』になっているんですよね。ややこしい。ジャケットも何故か服のドアップになってますし。どうしてリイシューの際に余計なことしてしまうんですかね。そんなこざかしいことしてるから、知る人ぞ知る隠れ良バンド止まりになってしまうんだっつーの!