お気に入り度 Released Nov 2007 |
1.Seventh Heaven
2.Pretty Girl
3.My Heart Draws A Dream
4.砂時計
5.Spiral
6.Alone En La Vida
7.Daybreak's Bell
8.海辺
9.The Black Rose
10.Link -Kiss Mix-
11.雪の足跡
12.Hurry Xmas
ラルクアンシエルの2007年作。あまり聴き返すことのない作品だったのですが、つい最近何気なく聴いてみたらちょっと魅力がわかってきました。
クオリティ自体は信頼と実績のラルクさんなので、駄作というのは全くないのですが、今までの作品にあったラルクの毒と言えるダークな部分があまり感じられなくて、その辺りが個人的に好みじゃなかったんですね。
ラルクらしいダークな雰囲気がある曲は、今作の場合だと「DAYBREAK'S BELL」「ALONE EN LA VIDA」とかありますが、『DUNE』のようなゴスっぽさや『ark』『ray』のような退廃感、『REAL』『AWAKE』のようなヘヴィさとはまた違う、透明な暗さというか・・・そういう雰囲気に変わってるんですね。闇から影に変わったみたいな。(今ええ例えしたなと思った)
もうキャリアも十分重ねてきたゆえの余裕が、そういった変化をもたらしたのかなと思いますし、その変化こそが今作の魅力なのだと思うと、結構良いアルバムかもと思えるようになりました。「MY HEART DRAWS A DREAM」の優しげな歌い方とか今まで見られなかった新境地ですしね。
オススメ曲は「Link」「Hurry Xmas」。
「Link」は歌詞がすごく好き。なぜかは分からないけど泣きそうになった。
「Hurry Xmas」は最初聴いたときはぶったまげ、そして笑っちゃいました。こんなハッピー感あふれる曲作ってしまうかと。アルバムでは最後の曲なので、終わった後しばらくは幸福な余韻に浸れます。この点もこのアルバムの大きな魅力かもしれません。
ただラルク他作品比べたら、そんなに好きではないという(台無し)。シングル曲は良い出来なのですが、アルバム曲は存在感があんまりなかったなと。