本屋に寄ったとき、「死ぬまでにやりたいゲーム1001」という本が置いてあり、試し読みができたので読んでみた。この本は海外のゲームライターが2009年までに発売されたゲームの中から1001本厳選しそのゲームについてレビューが書かれています。
この本の面白いところは海外の人からの目線で、ゲームの歴史を振り返られるところなんですね。そのためアタリの「ポン」とかが選ばれてたりします。日本人の目線だと多分ファミコン発売以降からしか取り上げないだろうし。あと当然ながら日本だけでなく海外ゲームも多数選出されています。
選出されたゲームを見て行くと、海外と日本の好みの違いが感じられて面白いです。例えばゼルダやメトロイドシリーズはほぼ全て選出されており、逆にドラクエやポケモンは2、3作くらいしか選出されていません。あとFFやバイオハザード、メタルギアもシリーズのほとんどが選出されていますが、テイルズは1作だけ、スターオーシャンとサガは0というところから、海外の人はあまりRPGに重きを置いていないことが分かります。意外だったのがロックマンがわずか1作しか選出されていなかったこと。海外の人はロックマンが好きなイメージを持っていたんですが、私の勘違いだったのでしょうか。
このように海外の人はどんなゲームが好きなのか見てみるのも良し、ゲームの大辞典としか使うのも良し、ゲームの歴史を振り返るのも良し、海外の人ならではの独特な言い回しのレビューを楽しむのも良しと言った具合に、色んな観点から楽しめる本だと思います。ただ価格がべらぼうに高い。7000円って・・・そりゃないよ、姉さん。
ちなみに一番驚いたのが、Wiiの「朧村正」がなぜか2ページも使って紹介されていたところ。いや、面白いゲームなんですけどね。まさか「パックマン」と同等の扱いを受けるとは。「スーパーマリオ64」でさえ1.5ページだったのに。海外の人って和風に弱いのか!?ジャポニズム!ジャポニズム!