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富士フイルム、X-Pro3を発表

今回も時事ネタで、カメラの話題を。

富士フイルム「X-Pro3」開発発表! まさかの「隠し液晶」でお披露目 | ギズモード・ジャパン

X-Pro3 | カメラ | 富士フイルム GFX & Xシリーズ

富士フイルムのデジカメの新作でX-Pro3が発表されました。前機種よりなかなかピーキーな変更が加えられ、特に背面液晶を小さくしたことが物議を醸し出しています。デジカメの大きな特徴と言える『その場で写りを確認できる』ことを放棄しているようなものなので。Twitterや5chではこのことがよく議論されています。

賛否両論

X-Pro3の件はともかく、この発表で私がまず思ったことは、日本企業もこういった賛否両論巻きおこすような製品発表をするようになったんだなと。既存製品の新作というのは、順当な進化で性能を上げたというのに終始する、ありがたい話だけど無難でつまらないイメージもありました。けれども今回の件のように、反対意見が出ると分かっていながら、美学やこだわりを貫いた製品を作れたのはすごいと思ったし、その美学やこだわりを理解できた人がその製品のファンとなっていくのかなとも思った。

なぜ日本にこういう人はいないんだとよく言われる、故スティーブ・ジョブズ時代のAppleもこういった賛否両論の製品を発表していました。iPadなんて「この大きさのものをどこで使うの?」「ノートパソコンでいいじゃん」「スマホでいいじゃん」とか否定意見の方が多かった記憶があります。結果はタブレット市場を見れば言うまでもないですが。

中国や東南アジアの製品が活発になる昨今、今後の日本製品は美学やこだわりを全面に出したブランド的な売り方に変化していくのではと感じました。

X-Pro3の発表に対しての感想

背面液晶がなくなることもありますし、何気にボタン類も少なくなっているんですよね。前機種でできていたことができなくなる可能性が高いので、操作性が心配というのが私の懸念点ですね。許容できる不便さなのかという。背面液晶が小さくなること自体は面白いので良いかと思っています。

あと最大の懸念点は値段でしょう。チタンを使うとのことなので、下手したら前機種より10万くらい上がってしまうのでは。



あ、X-Pro3の発表でなかなか香ばしい否定意見がブログで上がっていました。何しろ背面液晶で確認できなくすることがライカのM10-Dという機種のパクリだということらしいです。いつからそんな小さいことがライカのオリジナルアイディアになったのでしょうか。フィルムカメラというのを知らないのでしょうか。で、そのブログの他記事を見てみると案の定ライカ使いでしたね。ほんま声のでかいアマチュアライカ使いほどうっとうしいものはないなと。あ、そのブログはアクセス数稼ぎ目的の炎上マーケティング記事だと思われるのでリンクは貼りません。